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奴奈川姫母子像

糸魚川駅北口(日本海口)を出て、北に150m直進すれば目の前は日本海
北陸新幹線で日本海に一番近い駅が糸魚川駅
日本海展望台に立てば日本海が丸い。海に沈む夏の太陽と空と海のグラデーションには言葉を失う
南には頸城山塊が聳え、その先には6月もなお残雪の北アルプス乗鞍・小蓮華・白馬岳が光る
日本海展望台
糸魚川_日本海展望台

駅前海望公園には奴奈川姫(ぬなかわひめ)像が建てられ、その瞳ははるか出雲(島根県)を仰ぎ見る
奴奈川姫(ぬなかわひめ)像

奴奈川姫は古代文献に登場する高志国の姫であるという伝説がある
『古事記(こじき)』では出雲国(今の島根県)の大国主命(おおくにぬしのみこと)が沼河比売(= ぬなかわひめ)に求婚に来たとあり、
『出雲風土記(いずもふどき)』では大国主命が奴奈宜波比売(=ぬなかわひめ)と結婚して御穂須々美(みほすすみ)命を生み、この神が美保に鎮座していると記されている。
古事記上巻より
古事記上巻より

万葉集(まんようしゅう)巻13-3247番より
万葉集(まんようしゅう)巻13-3247番より

奴奈川姫を祭る神社、地名、遺跡が糸魚川・西頚城地方に多く、考古学的資料にも恵まれていることで、高志の国(越の国)の奴奈川族の長である奴奈川姫と、大国主命の国取り物語や、ヒスイ勾玉文化が
糸魚川=越の国の奴奈川族の居住地
と考える人も少なくない。

さまざまな奴奈川姫伝説を見る→

奴奈川姫に寄り添う子供は建御名方命(たけみなかたのみこと)。奴奈川姫と大国主命の間に生まれた子であり、のちの諏訪大社の神様
いずれにしても糸魚川は奴奈川姫伝説が多く興味深い場所である

2015年、上越市在住の川崎日香浬氏が、出雲大社と諏訪大社に大日本画を寄進
2018年、糸魚川・諏訪・出雲の3市を結ぶ交流団体「神話で結ぶご縁の会」が発足
2018年、糸魚川天津神社に川崎日香浬氏の大日本画が奉納
3市の連携事業や、市民講座もあり、地元の奴奈川姫への思いは熱い。

糸魚川の物産から
 大吟醸酒 奴奈川族→
 純米吟醸酒 奴奈姫→
 大吟醸酒 奴奈川姫 賢し女(さかしめ)→
 純米吟醸酒 奴奈川姫 麗し女(くわしめ)→
 特別本醸造酒 翡翠→
 特別本醸造酒 翡翠(生貯蔵)5本入り→
 コシヒカリ米、令和4年度産勾玉(まがたま)米→
 新米勾玉米 もち米1.0Kg→
 明日葉入りひすい麺「姫の糸」3束→

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