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日光寺のけんか祭り

糸魚川けんか祭りは、毎年4月10日に行われる天津神社春大祭が有名ですが、日光寺のけんか祭りは勇壮おおらかです。

4月の第3日曜日と決まっています。
下早川・日光寺のすぐ手前に、下早川小学校があり駐車スペースがあります。
また、交通整理をする係りの方がいらっしゃいますので、安心して行けます。

真言宗阿弥陀山日光寺は天平年間(729~749)に行基が創立、開山は僧良江。大同元年(806)に将軍坂上田村麻呂に二百石を与えられ、七堂伽藍、十二坊があったといわれます。


寺宝に新潟県指定の文化財、十一面観音立像と阿弥陀如来坐像があります。後者は頭部が宝冠で全国に数十体しかない珍しい姿で傑作です。


日光寺の西隣の小高い山の上に白山神社があります。


真言宗日光寺と白山神社、お寺(仏教)と神社(神道)が一緒にするという、神仏習合(日本土着の神祇信仰と、外来の仏教信仰が一緒になった現象)の珍しいお祭りで、五穀豊穣・豊漁を祈願して2基のみこしを激しくぶつけ合います。

白山神社の石段。100段近くあります。
午後1時、獅子と露払いと稚児。露払い(つゆはらい)と呼ばれる女面と男面。神輿を担ぎバランスを取りながら石段を降りてきます。
けんか神輿のため、神輿の屋根には7ミリの鉄板が張られていて500キロの重さがあるらしい。
バランス崩したら一巻の終わりです。


こちらが観音堂。この前の広場が神輿のぶつけ合いが始まる場所です。
神官たちは道路上で真言宗僧徒と合流し、観音堂に向かいます。


観音堂に持ち込まれた2基の神輿を担いだ若者達。まずは軽く一周。


と思う間もなく、すぐさま先頭神輿が向きを変え戦闘態勢。後ろの神輿も待ってましたと迎撃態勢。


担ぎ棒を地面につけて互いにクロスし、後ろの担ぎ棒を持ち上げてぶつけ合います。


7ミリの鉄板がぶつかり合うガシーンという音、何度もぶつけ合う凄まじい力の応酬。
ぶつけ合い、神輿を壊れるほど縁起がいいといいます。
ひとけんかを終えると神輿を立て直し、境内を歩きます。そしてまたぶつけます。ガシーン!
周り、お走りをしてぶつける・・・これを数回繰り返します。
最後は「お走り」と呼ばれる、神輿を担いで走ります。
神輿を観音堂に供え、担ぎ手たちは観客の拍手に送られ白山神社に戻ります。
そう、あの石段をもう一度登って行くのです。足ガタガタになります。

最後までドンドン敲いた大太鼓も最後のとどめをさして止むと、お疲れ様の拍手が一杯湧きます。


動のお祭りの後は、静のお祭りです。
「獅子舞」、雅楽「幣三重」、雅楽「戸隠」、雅楽「天女舞」、雅楽「海幸」(鯛釣り舞)が続きます。


これで終わりと思いきや、白山神社に戻り日光寺で休憩していた担ぎ手達が再び観音堂に戻り、最後の神輿のぶつけ合いをします。
そのあと石段を神輿を担いで登り、白山神社に還すのです。
最期まで神様を楽しませるお祭りです。

少子高齢化、人口減少のため一時途絶えたこのお祭りも、実行委員会の努力で復活がかないました。
神仏習合を現在に残す、派手なけんか神輿のお祭りです。

また、日光寺の庭園は、不動山、鉾ヶ岳、早川を一望出来る借景庭園として有名です。
俗に『加賀洗心公の庭』ともいわれる庭園は、加賀の四代目殿様洗心公が自然の美を利用して造園され、後に小堀遠州の弟子らの設園により手が加えられたといわれています。樹齢700年の五葉松の古木があります。


お天気に恵まれれば春の陽気を楽しみながら午後のひと時を過ごせます。
水仙、水芭蕉、わさび田など、いきいきとした花や、おおらかな田園風景があります。


糸魚川にきない!

[糸魚川の4月の祭り]
4月10日糸魚川けんか祭り→
4月24日能生白山神社春大祭→(こちらはただいま準備中)

  【アクセス】
北陸自動車道糸魚川ICから車で30分、糸魚川バイパス/国道8号を上越方面へ、立壁交差点右折し国道270号を3.4キロ
糸魚川駅からバス20分、07早川線で新道(しんどう)下車徒歩10分
糸魚川駅からタクシー25分
所在地 〒941-0014 糸魚川市大字日光寺
駐車場 下早川小学校校庭30台程度
月不見の池ジオサイトマップ


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