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「翡翠峡」漢詩扁額

2011年「吟詠紀行と糸魚川ジオパーク」冊子刊行で、糸魚川の漢詩も知られることになってから早くも10年以上、存在も忘れ去られる事に危機感を持った日本詩吟隆楓流新潟県地区吟詠会の大竹隆宸さんが、書家林竹翠さんに書を依頼し、亀澤一風作の「翡翠峡」扁額が出来上がった。
当初は高浪の池に設置し、訪れる方々が自然景観を愛でるとともに、漢詩の世界を楽しんでいただこうと考えたが、適当な設置場所が見つからない。
糸魚川市文化振興課に配慮いただき、FMM(フォッサマグナミュージアム)に展示しようということになり、2023年5月からFMM売店出口の壁面に飾られることになった。

科学・地学の分野の建物の中に異質の扁額が飾られ、何だろうかと立ち止まる人もあるだろうか、フォッサマグナパークに住む人々の思いが漢詩となって表れ結実したもの、これも糸魚川の宝石ととらえれば、FMMに展示されても当然と思える。

翡翠峡扁額_FMMに展示

漢詩「翡翠峡」読み下し分

作者 亀沢一風
本名亀沢紋一、糸魚川市の人(一九二四~二〇〇九)
糸魚川小学校・糸魚川中学校卒・高田師範学校卒後、教職四年、家業を継ぐため退職
家業の合間に、師範同窓の斉藤丈氏(市内大野出身・故人)に漢詩を学ぶ
地元の名所を漢詩に詠み、ジオパークと言われる以前に作品を多く残している
他に「寒中一夜」「春来」」「四季紫陽花」など晩年には短歌、俳句なども嗜む。

書家 林 竹翠
本名林京子、糸魚川市横町在住の人
日本刻字協会審査会員
全日本書道連盟正会員
毎日書道会会員
俳誌「森」同人

このような漢詩扁額は下記の場所にも設置展示されている、お立ち寄りの機会があればご覧あれ。
柄澤蕗山作「焼山を詩う」 笹倉温泉玄関ロビー
亀澤一風作「焼山讃歌」 (旧)焼山温泉廊下壁面
亀澤一風作「海谷」 西海小学校講堂
亀澤一風作「親不知」 市振公民館ホール

参考
吟詠紀行と糸魚川ジオパークについてもっと見る→

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