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2012.09.09 越の丸茄子

越の丸茄子(こしのまるなす)

糸魚川市市内スーパーでは地元生産品、夏の定番として出てくる「越の丸茄子」。
ご存じですか?

この茄子の特徴は
①直径10センチ以上の大きさでまん丸
②色が濃く光沢がある。
③肉質が締まって料理の際に煮崩れしにくい
④甘味が強い
ともかく大きく1個の重量が180グラムから、大きいものでは300グラムもあります。
越の丸茄子
開発されるまでには長い時間がかかったと聞きます。糸魚川市高倉地区の橋立春雄さんが苦労の末育成してきました。をご覧ください。
(記事抜粋しました)
能生町高倉地区の「越の丸茄子」は、20数年前の試作から試行錯誤を続け、生産が軌道に乗ったのはその後4・5年たってからであった。在来種ではなく新潟県園芸試験場で育成されたもので、会津系丸ナスの「横田丸」を片親に持っています。
昭和50年頃、漬物用なすの「黒十全なす」が登場する前まで、漬物用小なすとして主流であった「越の丸」を肥大させて作って見たらどうかとの農協からの助言に、橋立春雄さんが試しに作付したところ、高倉地区の気候にも合い、当時丸なすとして主流であった早生大丸よりも色がよく、身が締まっておいしいことから、本格的に地区で作付けをするようにった。

最近は生産農家が増えたといいますが、需要が多く供給が間に合わないということです。
形も大きさも揃っているものが高級品として扱われ、東京築地の料亭に送り込まれる高級食材です。
8月17日、見学させていただいた今井地区のTさんの畑では、50メートルのハウス2棟の中に、畝を4つつくり、見渡す限り茄子の枝。
枝の高さは2メートル近くあり、重い丸茄子が重なりぶらさがっていました。

茄子ハウス 茄子ハウスの中

茄子の生育は早く、朝から手入れ収穫を一通り終えると次の手入れが必要になり、一日中休む暇のないほど手入れの繰り返しになるといいます。 大変な作業です。 越の丸茄子生育中

JAひすい(糸魚川市農業協同組合)の茄子生産部会が生産指導、販売を管理しています。
形状、大きさ、艶などからランク判定され、
L、M,Sの3段階に分離箱詰めされ出荷されます。
右写真はMサイズ。

私たちも、地元生活する人と同じように、自由に購入し、食する機会に恵まれたいですよね。
来年も諦めずに、販売の道づくりを続けてみたいと思います。
越の丸茄子Mサイズ
涎のでそうなおいしい写真を見ていただき、今年は皆さんの気持ちを高めるまでの話となりますが、 「購入したい」の声がたくさん挙がれば、流通販売交渉も進みます。
皆さんの賛同の声をお待ちしています。

引用1)
「秋茄子は嫁に食わすな」の諺があります、この「秋」というのは、旧暦の秋、つまり現在の7~8月のこと。
どうして秋茄子は嫁に食わすな、というのでしょう。
秋の茄子はとってもおいしいから(意地悪して)食わすな、という意味と茄子は水分が90%以上でできており体を冷やします、更に昔は栄養が少ないと思われており子供を生む嫁に食べさせない方が良いと思われていたようです。

引用2)
もともと茄子は熱帯地方の産物なので冷蔵庫で保存すると傷みやすいという変わった野菜で、夏が暑いほどおいしい茄子ができるといわれています。
へたの部分が固く鋭いほうが新鮮でおいしい茄子です。全体に丸みを帯び、つやのあるものを選びましょう。
今まで栄養価が低いと思われてきた茄子ですが、皮に含まれている紫色の色素「アントシアニン」に、抗酸化作用のある「ポリフェノール」が多く含まれていることがわかりました。

引用3)
茄子の主成分は糖質です。栄養的には際だったものはありませんが、昔から、のぼせや高血圧の人が食べるとよいとされてきました。夏野菜は全般に体を冷やす作用がありますが、特に茄子の効果は強く、暑気あたりしそうな時や体のほてりが強い時に食べると効果的です。

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