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不動滝(ふどうだき)

不動滝と坂部周範(サカベチカノリ)

糸魚川に着いたなら、まずは不動滝(ふどうだき)
自家用車で市内から30分、今は道路も整備され、あっという間に別世界にはいります

滝の高さは70メートル、水源はヒヨドリ池の一万立方メートル、夏でも水は涸れません
高さ90メートル、長さ200メートルの断層崖が不動谷を作り、そこに滝が形成されています。

不動滝

残雪の多い年は、滝の水量もドウドウ大音量を奏で、滝壺近くは飛沫が雨のように降り注ぎます
此処の滝の特長は滝壺の近くが開けていることで、水辺まで容易に近づけ、滝水の冷気と緑のシャワーを浴びることができること

50年前の不動滝は、一日がかりのハイキングで、滝近くは田の畦道と藪をかきわける山道でした。
現在は駐車場も公園も整備され、坂部周範の「不動瀑」を詠んだ漢詩碑が建っています
さらっと観て通り過ぎてしまう人もありますが、力強い漢詩を味わってみて欲しいもの

坂部周範は1845年生まれ、12歳で長崎に遊学し、漢学者として学び、父母の死で、
糸魚川に移り、22歳で他界
すごい人がいたのですね、語学力がすごい
滝を見ずしても、渓谷美、水量、水煙、瀑音が想像できます。
不動滝

坂部周範の碑

七言二十行(140字)の漢詩碑、読み下し分をパソコンに入力するだけでも大変、書き写しました

「不動瀑」漢詩

市内からは今井(いまい)橋を渡るルートと、大野の翠橋(みどりばし)を渡るルートがあり、
西中(にしなか)-中谷内(なかやうち)-虫川(むしがわ)を辿り、菅沼(すがぬま)集落へ向かう途中の右手に不動滝駐車場が整備されています
虫川も菅沼も今は廃村となっていますが、江戸時代の「塩の道の西廻り」道路として
青海町須沢-今井-虫川ー菅原-小滝-平岩の道は重要なルートでした
上杉謙信の時代から虫川部落には番所(関所)が設けられ、不正の出入りの検問所として機能したと伝えられ、
今も虫川関所跡の史跡標が雑草の繁茂する中に残っています。

糸魚川市・不動滝地図

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