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2018.4.5 渡辺酒造の『豊醸蔵』オープン

4月1日にオープンした、「根知男山」(渡辺酒造)の『豊醸蔵』を4月2日お訪ねしました。
突然の訪問でしたが、渡辺社長にもお会いでき、さらに案内ご説明までしていただくことができました。
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玄関横に「豊醸蔵縁起」が建てられていますが、4年の月日をかけ本格木造建築の出荷管理棟がようやく完成したのです。

○豊醸蔵
平成26年3月建築用杉材を自社所有林から伐り出し。
樹齢八十年の大木を自社所有林から200本以上を伐り倒し、1年乾燥させ、地元の製材所で製材。
平成28年4月基礎工事、平成28年7月25日上棟式。
伝統的な木造建築で木組みする大工職人の芸術技。
糸魚川の土地だからこその最長12メートルの梁。平成30年3月に完成。
豊穣と醸造から文字を拾い「豊醸蔵」としました。

○出荷管理棟
大きな建物は、根知を訪ねてきたお客様の「道の駅」を思わせますが、現在使用しているのは20%くらいかもしれません。
一階は根知男山の関連商品を並べ紹介と販売所に、二階は応接、研修、会議室です。
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お酒の試飲もできるようにしていますが入場は有料です。大型スクリーンで根知とお酒のプロモーションビデオが流れます。
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「nechi」ブランド商品も並んでいます。
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前の残り半分は太い柱と梁が剥き出しで交差し、糸魚川伝統の建築の妙が伺えます。
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後ろ半分が生産出荷管理のための工場部分となりますが、工場見学は考えていないと社長はおっしゃっています。
製造過程ではなく、「根知谷と米と、出来上がりのお酒」がすべてなのだと。

○雨飾山と根知駒ケ岳
根知谷は東西に開けた山間の谷。日本海の潮風を免れ、独特の気候が米と酒造りに適しています。
日本百名山の雨飾山(あまかざりやま)と堂々たる根知駒ケ岳が聳え、柔らかな地下水をもたらします。

○根知谷の魅力
昼は山に向かう風、夜は谷に吹き降ろす風。
夏は稲を暑さから守り、米作りに最適な寒暖差を生み出します。
2003年に始まる自社栽培米。苗作りから収穫まですべて自社で行い、無農薬栽培にも取り組んでいます。
地元で「カネツコリ」と呼ばれる100メートルにも及ぶツララが駒ケ岳にできるのも根知谷だからこそ。
豊醸蔵009


○ドメーヌ
9月の収穫が終わると酒作りが始まります。
「根知谷」生産者としてのドメーヌを意識し、根知産の米で醸造した日本酒にこだわる渡辺さん。
五百万石や越淡麗の最上級レベルを選んで醸造します。
「nechi」ラベルのお酒の評価は年々上昇し、限定業者を通じて販売されています。
(残念ながら当ショップでは取扱いできません)
豊醸蔵には、渡辺さん秘蔵のビンテージものが並べられることがあるそうです。
豊醸蔵を訪問時に、この限定品を偶然手に入れることができるという魅力があります。

○根知谷見どころmap
根知谷に入ったら、まずは豊醸蔵を訪ね、根知のなんたるかを知ることをお勧めします。
そのうえで各所を訪ねてみましょう。写る景色がきっと違ってきます。
豊醸蔵008


○糸魚川の魅力
根知谷の魅力とともに、糸魚川の魅力も尋ねてみました。
糸魚川は「日本海と急峻な山岳地形が作り出すすべてが魅力」とお答えいただき、私も大きく頷きました。

日本海と狭い平野に2000メートル級の山岳地形を併せ持つ土地は糸魚川だけ

こんな話を聞いたことがありました
・長野県から148号線を糸魚川に向かってくると、日本海が見えると心が解放される。
・日本海に舟を浮かべ糸魚川の町を眺めると、育んでくれた町が愛おしくなる。
・富山から糸魚川に向かうと北アルプスが日本海に近づき、トンネルを越えた途端に披ける町が安寧の棲家に思える。

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