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2015.2.24新潟日報朝刊おみちよう

2015.2.24新潟日報朝刊「日報抄」より

おみちようーとは、糸魚川の言葉で「道中お気をつけて」という意味だと観光案内所で聞いた。
春一番が吹いた日、ぴかぴかの糸魚川駅舎に「おみちよう」と見送られ、市内を歩いた。
北口からおよそ400歩。青い海に船が一隻、航跡を引いてゆく

「日本海に一番近い新幹線駅」とうたわれるホームに1番列車が滑り込むまで20日を切った。
東京の人が「ちょっと日本海を見に行ってくる」と、出かけてくる日も近い。
海といえば魚。北陸新幹線開業を待ちきれない旅人もいるようだ。

昼食に入った店のカウンター。右の御夫妻は観光パンフレットを片手に「あんこう鍋」を注文。
左の青年は「メギスフライ定食」に興味を示しつつも「糸魚川ブラック焼きそば」に転じた。
料理を待つ間に聞いたところ、名古屋から能登に行った帰途で、初来訪という。

「おいしかった」と立ち上がる姿に「次回は地魚も」とお薦めした。
地元で展開中のアピール作戦は多様だ。
地酒と魚の「おみちようランチ」、五つの蔵の酒を飲み比べできる「味わいセット」、地酒などがベースの「ヒスイカクテル」...

県外の人にだけ楽しませておく手はない。県内からも通わねばとあらためて思った。
新幹線開業と同時にJRの直通特急はなくなるが、直江津駅での、えちごトキめき鉄道との接続は悪くない。
上越妙高駅を経由して新幹線に乘る手もある。

春の旅を計画している方々も多かろう。
シュッと新幹線か、のんびり各停か。いずれにせよ、おみちよう。

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