●産地と環境
糸魚川は、北アルプスの奥懐にある仁科（にしな）三湖（木崎湖、中綱湖、青木湖）の伏流水を源流とした姫川が潤す豊かな土地です。
夏の夜には、白馬岳・雪倉岳の峰々から吹き降ろす冷たい風が田を渡り、昼の暑さから稲を守り成長を助けます。
豊富な清水と昼夜の温度差の大きい糸魚川の自然は、稲つくりには最適な環境なのです。


●稲作り
米つくりに熱心な地元農家のゆきとどいた栽培管理が行われる中で、元気な稲が育ちます。
元気な稲には病虫害がつきにくく、農薬の散布回数が控えられ、より安全で生命力あふれる米が収穫されます。

●精米技術
最新鋭の精米プラントに加え、「生きている玄米」の生活反応を利用した調質機を導入し、米に優しく、旨味を逃がさない低温精米を実現しました。


●炊飯
コシヒカリ「塩の道」の精米は、産地を潤す冷たい水のお蔭で「小粒」で「カッチリ」と引き締まって育ちますので、炊飯時に他の精米に比べて水を吸いません。
初めてお買い上げいただいたお客様は、炊飯時に水を少なめにして、今までよりも硬めのご飯になるように炊いてみてください。
尚、蒸らし時間５分を目安としてください。

●味
コシヒカリ「塩の道」のご飯は、スッキリとした甘味とかすかに漂うお酒の香りが特長です。
炊き上がりのご飯には、透明感があり噛みしめると「粘り」と「張り」がしっかり伝わります。
お代わりの手が出ること請け合いです。

●食欲不振の方には
白米カップ１、水カップ５の割合で炊き上げる「朝粥」がおすすめです。
朝一番、疲れた胃をいたわり体をリフレッシュさせる朝粥を是非お試しください。

●信州への通り道
姫川沿いを松本まで走る国道１４８号線は、日本海に遊びにくる信州の方たちの、あるいは山へ入り込もうとする越前・越中の方たちの通り道です。
その途中に大きく掲げられる「塩の道」の看板。
多くの方がお土産に「コシヒカリ」を求められます。
大きな駐車場がありますので是非「牧江米店」にお立ち寄りください。

塩の道とは．．．
日本海海岸の越後・新潟県の糸魚川から、信州・長野県の松本まで、約三十里（１２０Km）の道。
戦国時代の武将・越後の上杉謙信が、宿敵であった信濃・武田信玄の領民が塩不足で苦しんでいるのを知り、塩や海産物を、牛方やボッカといわれる人たちによって運んだ道です。
この道を指して「塩の道」と名づけられました。




姫川流域全図